作者 谷口 國博 作） 村上 康成 絵）
出版社 世界文化社
絵本のツボと魅力）
この本の読後すぐに、「子どもってお母さんのことよ〜く見ているんだな」って感心します。お母さんが変身する姿のたとえは、観察者の想像力によって違ってきます。はたして、私は我が子にはどんなふうに映っていたのか聞いてみたくなります。
この作家の想像の世界でどんどん変身していくお母さんは、とてもたくましくて好きです。子どもの目線も温かく、いつもお母さんを尊敬の眼差しで見ているようにも思えます。
そして、一番大事でいつも元気なお母さんが病気になるのは、子どもにとっても家族にとっても一大事です。病気になったお母さんをみなで心配している姿はとても微笑ましいです。
こんな家族っていいなあと羨ましく思えてくる絵本です。
この絵本はシリーズがあって、どれも微笑ましい家族が登場します。
この絵本のおすすめは いわた いくこ
