作者 アンソニー・ブラウン 作) 久山太一 訳)
出版社 評論社
絵本のツボと魅力)
ゴリラの親子が犬を散歩に連れていく。ただそれだけの最初のページから絵と文に強烈に引きこまれる。不思議な力強さがある。彼の作風は「シュールレアリズムを駆使した・・・」と賞賛されている納得です。
お話はひとつの出来事が4人(4匹?)のそれぞれの見方、気持ちで語られている。短い話の中に読み返すごとに語られている心情のひだがより迫ってくる。またそれぞれの心情によって描き分けられている情景も見事であるし、見返すたびにさまざまなしかけの発見がある。
このおすすめ絵本は、つちやくによ