『ねずみくんのチョッキ』


作者 なかえ よしを 作) 上野 紀子 絵)


出版社 ポプラ社)


絵本のつぼと魅力)


 おかあさんが編んでくれたねずみくんのチョッキをみて、「いいチョッキだね。ちょっと着せてよ。」と次から次へといろいろな動物たちがチョッキを着ていく。そしてついには、ぞうくんが着たのです。ねずみくんより体の大きなみんなが着たのでチョッキは大きく大きくのびのびになってしまった。大きくのびてしまったチョッキを引きづりながら歩いていくねずみくんの後ろ姿は、がっくりとして寂しそうで悲しそう。でもその姿が愛おしい。きついのに着るほど、みんなはそのチョッキが気に入ってたんだね。「きっとおかあさんがまた編んでくれるよ。」って声をかけたくなりました。
このおすすめ絵本は、まつやま もとこ


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