『ロバのシルベスターとまほうの小石』


作者:ウイリアム・スタイブ
出版社:評論社

絵本のツボと特徴・魅力

石集めの趣味のロバの子が、願いが叶う意思を見つける。
どこにでもある話のようだが、その後がすごい。
ライオンに襲われて、とっさに自分を石にしてもらったのはいいが、
石は動けないので、魔法を解くこともできず、
他の動物に気付いてもらえないまま、そこにいることになる。
実に絶望的な状況が心に迫る。
最後の一文が、すべてがそろっていることを象徴していて、
足りている喜びが伝わってくる。
この絵本のおすすめは たきもと みえこ

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