作者 ティエリー・ロブレヒト 作) 野坂 悦子 訳) フィリップ・ホーセンス 絵)
出版社 文溪堂
絵本のツボと魅力)
お母さんの大事な真珠のネックレスを壊してしまった主人公の「わたし」は、このことを誰にも言えず秘密にしてしまいます。秘密を打ち明けられないままにいると、ないしょオバケが出てくるようになりました。どんどん増えるないしょオバケ・・・
だけど、お母さんって素敵ですよね。ちゃんと「わたし」の様子が変なことに気づいてくれました。そして、お母さんに「わたし」は素直に秘密を打ち明けることが出来ました。
悪いと思っていても素直に伝えられないことってありますよね。黙っていることってありますよね。でも、ずっと嘘をつくのはしんどくて、気持ちが沈んでしまって・・・
毎日の中で、ないしょオバケが出没する瞬間があったり、す〜と消滅する時期が来たり、この絵本に書かれていることって、どこにも、誰にもあってほっとするんですよね。
このおすすめ絵本は、いわたいくこ