作者 水月 史 作) 五十嵐 こずえ 絵)
出版社 文芸社
絵本のツボと魅力)
メルヘンチックでかわいらしい絵にひかれて手にとった。
「ゆきはとけるものなのです。とけてきえてしまうまで すてきなものをごらんなさい。たくさん たくさん ごらんなさい」
このフレーズがなぜか心にしみた。
雪がとけてきえていくように私達もいつかは死を迎える。それまでにたくさんたくさん素敵な出会いや体験を重ねたい。そして、きえていくときに「おめでとう」ってふゆのめがみがほほえんでくれる、自分でも「おめでとう」っていえる人生だったらすてきだな。
この絵本のおすすめは さいとう みちよ