『かさこじぞう』


作者  岩崎 京子 作) 新井 五郎 絵)


出版社 ポプラ社


絵本のツボと魅力)


 (ほしいもの)(あげたいもの)そんなワークをした後で思い出した一冊。


 大みそかの年越しもままならぬ、貧乏なおじいさんとおばあさん。正月の餅の足しにとこさえた笠。売れなくて帰る帰り道。であった六地蔵。あげられるのは笠。でも、笠は5つ。足りない一つはおじいさんのほうかむりの手ぬぐい。あげちゃったおじいさんがと思うのは私だけ?おじいさんは惜しげもなく地蔵様にあげてしまう。そんなおじいさんのしたことを「よいことをしなさった」と言って認め、ねぎらい。もちつきのまねをして、大みそかを過ごす前向きな二人。六地蔵様の引くそりは、二人への感謝。心 あたたまるおはなし。


この絵本のおすすめは こじま ともこ
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