作者 伊勢 英子 作・絵)
出版社 ポプラ社
絵本のツボと魅力)
絵と文を同じ作者がかいている。それが一体感をもって温かさが伝わってくろ。とくに、スケッチのようなタッチの絵と少しの色彩が生き生きと子どもの動きを伝えている。
8ヵ月の子(わたし)がおねえさんのようにしようとしても、うまくできない。そんな様子がその子の目やいっしょに座ってるかあさんの目をとおして(テーブルは、うらが見えるんだ!)伝わってくる。できるようになれないのがじれったいと泣いても「つかれたのね」と寝かされ、思いは届かない。・・・でも、そこで初めて立てた。びっくりして喜ぶかあさんとねえさんの顔 そして、最後のページの、もうすぐおねえちゃんみたいになれるとがんばる“わたし”の顔が心に残る。
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