絵本のツボと特徴・魅力
目が見えない、耳が聞こえない、両親がいない、
そういう子をかわいそうだというのは、よくやることだ。
でも、それって自分を一段高い所において相手を見下したり、
「かわいそうに」と言って自分を優しいと思うことかもしれない。
しかし、この男の子は違った。
その子と同じようになってみて、その世界を感じてみようとしたのだ。
実際に相手の立場に立ってみると、すごい発見がある。
この男の子のそういう健やかな好奇心がいい。
最後に明らかになる男の子の状況と、その大きな可能性が心に満ちてくる。
この絵本のおすすめは たきもと みえこ