絵本タイトル:へびくんのおさんぽ
作者:いとう ひろし(作・絵)
出版社:すずき出版
絵本のツボと特徴・魅力
ヘビが散歩をしていて池をまたいだ時、
そこを渡らせてほしいと、いろいろな動物が渡ってくる。
話は単純だが、渡る動物は、アリから、どんどん大きくなり、最後はゾウまで渡る。
それにつれて、ヘビの顔も力が入ってくる。
特に、目の表現が様子と気持ちを生き生きと伝えている。
そんなえらい目に遭いながらも、ヘビは「よく頑張った」と自分を褒め、
飄々として散歩を続ける。
このヘビさんの気のいい大らかさが伝わってくる。
最後の2ページの結末も実におかしい。
読後感の良い本だ。
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