絵本タイトル:トゲトゲぼうや
作者:今村 葦子(作) 西村 繁男(絵)
出版社:金の星社
絵本のツボと特徴・魅力
心の声に従う。その一点で、ハリネズミの子は友達を探しに出かけた。両親は「トゲはみんなが嫌がる。だから、みんな遊んでくれなくてがっかりする」と言う。パラダイムに縛られていた。もし、トゲトゲぼうやもそのパラダイムに縛られていたら、みんなが遊んでくれない時点で、きっと諦めて終わってしまったと思う。
しかし、彼はトゲトゲを使って友達を救い、みんなもハリネズミが好きになったので、トゲがあって遊べない、から、トゲがあって遊べる遊びを考えた。遊べない・・・から、遊ぶ側から考えることで、トゲは越せない障害ではなくなったのが心に残った。
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